その他の症状
「急に背中やわき腹が痛くなった」「健診などで腎臓に結石があると言われた」
腎結石,尿管結石など
尿の中に含まれる成分が、腎臓内で結晶化しそれが大きく固まったものが尿路結石です。結石は腎臓内ででき始め、最初は小さい結石が徐々に大きくなり腎臓から尿管・膀胱へ落ちていきます。結石がある場所により腎臓結石、尿管結石、膀胱結石などと名前がつけられます。
結石が腎臓にあるうちは無症状ですが、その結石が尿管に落ちてしまうとわき腹から背中にかけて発作的に激しい痛みが起こります。ただ、この痛みは常に激しいとは限らず、「何となく重苦しい」といった鈍痛のことだけのこともあります。また結石が膀胱近くの尿管まで下降すると、残尿感や頻尿など膀胱刺激症状として現れることもあります。血尿は多くの方でみられますが、目で見えないほどのごくわずかな血尿のこともあります。結石による尿管の閉塞が原因で熱が出ることもあり、この場合は早急に抗生剤の治療などを行う必要があります。
尿路結石症の診断には、尿検査、レントゲン検査、CT検査、超音波検査などを行い、尿検査では尿中に血液や細菌が混じっていないかなどを検査します。レントゲン検査やCT検査で、結石の位置や大きさ、個数などを見ることができますが、妊娠している方などレントゲン検査を行えない場合は超音波検査で水腎症の程度などを見ることができます。
「勃起はするが途中でダメになって射精に至らない」「性交時に全く硬くならない」
勃起障害(ED)など
勃起障害(ED)とは、有効な勃起が得られないため満足な性交ができない状態のことです。全く勃起の無い方はもちろん、勃起はあるものの勃起に時間がかかったり、勃起しても途中で萎えてしまったりして満足な性交ができない状態も含まれます。EDは加齢だけではなく、ストレスや不規則な食事、運動不足、喫煙など生活習慣が原因となっていることもあります。また糖尿病や高血圧、高脂血症などの生活習慣病もEDの原因となります。
EDの治療はPDE5阻害薬と呼ばれるお薬の内服薬治療が主体になり、性交渉の前にこのお薬を服用することで、勃起を助ける作用があります。ただしこのお薬は、血圧が不安定な方、直前に脳梗塞や心筋梗塞を起こしたことがある方、重度の肝機能障害や心不全などがある方などは服用することができません。また、このお薬は狭心症のお薬などと合わせて飲むことはできませんので、処方をご希望の方は、飲み合わせの悪いお薬がないか他院からの処方薬を確認させて頂きます。これらのお薬は催淫剤や性欲増進剤ではなくあくまで勃起を助けるお薬ですので、内服後も性的な刺激が無ければ勃起は起きません。これらの薬剤は、正規のルート(医療機関)以外で入手した場合は偽造品の可能性があります。偽造品では有効成分が少なく、複数の不純物が含まれているものもあり思わぬ健康被害の発生も報告されていますので、医療機関での診察を受け処方を受けることをおすすめします。